目が覚めたら僕はいつもの僕に戻っていた
いつも 同じ夢を見る。
夢の中で僕は中学、もしくは大学の卒業式の少し前に戻っている。
大学の卒業式の前では僕は単位が足りなくて、中学の卒業式の前では全校生徒の前です
るスピーチができていないことに焦っていた。
そのどちらも冴えない僕だった。
夢の中のぼくは常に何かに追われて焦っていた。
まるで現実の焦燥感がそのまま夢に持ち込まれたようだった。
朝起きて一瞬 僕は自分が中学生なのか、大学生なのか、社会人なのか
分からなくなる。
でも数分経って気づく。
いまここにいるのはまだ精神的に卒業できていない24の僕だということに。