ディーン(仮)のブログ

大学時代の思い出を書きなぐっています

ベンチャーのインターンは面白いから、死ぬまでに一回行っとけって話

 今回はpv数ようやく3000突破したので記念に前々から書こうと思っていた短期インターンの経験について書き綴ろうと思う。

なにも知らない青二才の大学1,2,3年生の君たちはこれを見て参考にしてもらえたら幸いである。

 

ーーーーとは偉そうに語っているものの、大学3年生の冬まで僕は就活に全くやる気を出せず、ぐうたらする日々をすごしていた。

そんな時、僕のほとんど動かないメールボックスに一通のメールが届いた。

今思うと、そのメールが僕の人生を変えることになろうとは思いもよらなかった。

 

メールの内容はベンチャー企業インターンのご案内だった。

「ケッ、ご丁寧に…」

この時期、僕は大量に送られてくるこの類の招待メールに嫌気がさしていたし、

いつもと変わらないだろうと思い、とりあえず、流し読みしてスルーしようと思った。

 

だが、流し読みしていたときに、たまたまある文字が目に留まった。

日給○000円の文字である。

「なんだ、給料出るのか、それなら話は別だな…」

 

僕は即応募した。

お決まりの面倒くさいS○Iテストや面接の類はほとんどなかった。

が、面談と称されるもので「営業」についてご丁寧に1時間くらい

熱く語ってもらったことを覚えている。

 

営業の「え」の字も知らなかった自分はその熱い語りに魅了され、

インターン参加を決心した。

 

 

 

 

それが悪夢の始まりだった。

 

一つ目の悪夢 朝七時起きの地獄

 

 これは確実に自分が悪いのだが、介護体験編でも述べたように、

僕は「早起き」と「早起きは三文の得」と得意そうに言う人が苦手である。

三文の得と朝ぐっすり眠れる快楽を選べと言われたら僕は間違いなく

後者を選ぶ。ちなみにこのインターンでの起床時刻は6時半くらいだった。

地獄である。

 

fujiko123.hatenablog.com

 

2つ目の悪夢 とにかくかけ続けるテレアポ

 インターンの主な業務はテレアポ、同行営業だったが、はじめはこのテレアポが苦痛で仕方なかった。テレアポについて手短かに説明された後、クライアントの電話番号が載ったいわゆる「テレアポリスト」と話すことが書かれた「トークスクリプト」を渡され、午前中の2~3時間はとにかくかけ続ける。

最初は断られることに悲しみを感じたが、だんだんと断られることに快感を覚えるドМ体質になってくる。

そして、一番つらいのが、あまり広くない社内に自分の声が響き渡ることである。

はじめはそのことに緊張し、社員さんに「君、暗いよ?」と言われ、自分の声の暗さを真似して自分に掛けて僕に感想を聞いていくるというなかなかの鬼畜っぷりを発揮された。

しかし、テレアポに慣れたらあまり気にならなくなったし、むしろテレアポ自体は楽に感じた。

 

三つ目の悪夢と天国 同行営業とイケメンな先輩

 ここまで、「つらい」的なノリでだらだら書き連ねてきたが、正直言ってつらいことばかりではない。

中でも楽しいのは同行営業である。

同行営業といってもさすがに新人インターン生の自分が営業を仕掛けるわけにもいかないので、(そんなことをしたらクライアントに多大な迷惑をかけてしまう。)営業しているところをみるということになる。

学生の分際でこんなことをいうのは失礼なのは百も承知なのだが、つまらない人の営業はとことんつまらない。最終的に眠気を通り越して頭が痛くなったこともある。

 

しかし、おもしろい人の営業はとことん面白い。

これは性格の問題もあるが、「営業」のとらえ方なのではないかと思った。

両者とも同じ「営業」ではあるものの、聞く人、提案される側の立場に立った進め方ができているかできていないかが両者の違いなのではないかと感じた。(小並感)

 

四つ目の悪夢 飲み会

 初日に行ったのだが、これはなかなか面白かった。

「じゃあ、悪夢じゃねーだろうが、訂正しろよ、ゴルゥァぁ」

と言われそうだが、本当の悪夢はA社員がB社員がいないときにB社員の酒にふざけて(相当酔っていたんだろう)酢を混ぜ始めたところから始まった。

B社員は日ごろの営業の疲れもあったのだろう、飲んだ直後、泣いて大声を出し始めた。

そして、A社員も調子に乗って飲みすぎて、帰りの駅で下呂を吐くというなかなかのやんちゃっぷりを発揮した。

でも飲み会自体は本当に面白かったし、体を張って「社員も大学生と同じ人種なんだ」ということを示してくれたことには感謝をしてもしきれない。

 

僕が就活の面接にいっても ほとんど緊張しないのはこれが原因だったとおもう。

 

そして、感謝してもしきれないのが最寄りが一緒だった例の社員がタクシー代と言って

最寄り駅で1000円を出してくれた時だった。

駅から歩いて15分圏内のところに家があるということは説明したはずなのだが、

もらってけといって譲らなかった。

なぜか、タクシーに乗って帰ることになったが、あの恩は死ぬまで忘れることができないだろう。 

 

1つの天国 インターン日程、まさかのバレンタインデーと被る

 これは本当に運が良かったとしか言いようがない。

1日目で挫折してバックレなかった自分、神様、そしてチョコをくれた女性社員の方々

に改めて感謝を言いたい。

 

しかし、うまかったなあー、(義理)チョコ。

 

まとめ 

 大企業のインターンに行ったことがないのでよくわからないが、ベンチャー企業インターンは本当に学べることもあるインターンが多い。

実際、同行営業、テレアポなど同世代とのグループワークをやるようなインターンと比べるとかなり仕事の実態を知れる。

 

また、感謝してもしきれないのが、社員さんが仮面をはずし、ありのままで接してくれたことだ。そのおかげで営業を含めた仕事や会社というものについて多少なりとも理解できたのではないかと思う。

社員も大学生と大して変わらないのだーーーーーそう思えることは、僕の就職活動にかなりいい影響を及ぼしてくれているように思う。